人事録

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人事に向いている人って?

答えを出すのは難しい

人事に向いている人・・・難しい話ですね。
私はこうして人事の仕事をさせてもらっていますが、、だから人事が向いているか?と聞かれたら「そうでもない」と答えると思います。
はっきり言って、自分でも「向いている」とは言えないかな・・・。

でも、たぶん「人事に向いてる」と答えられる人ってそういないんじゃないかな?と思いますね。
私が思うに、人事の仕事って自信を持ったら終わりみたいなところがあるですよ。
なぜなら、常に疑問を持ち続けなければならない仕事だから。

だって、採用って常に「この人でいいんだろうか」「本当にこの人がうちの会社の片腕になって働いてくれるのだろうか」という疑問を持ちながらやっていくものですよね。

そこで「俺の目に狂いはない」と思う人もいるかもしれませんが、人事を長くやっていれば「採用した人がやめちゃった」なんてこともたくさん出てくるわけですよ。
そういうことが一度でもあれば、はっきりいって自信なんて持てないのが当たり前です。

だから、人事って常に自分との戦いというか「これでいいんだろうか」という気持ちを持ち続けていなくちゃいけない仕事かな・・・と思うんですよね。

自分に厳しい人

人事の仕事というのは、はっきりいって同じことの繰り返しです。
たくさんの学生をみて、そこで誰がいいかを判断して、採用したら人材育成をしていく。

すごく大事な仕事なんですけど、長くやっているとだんだんだれてくるというか、「もうこれでいいや」と投げ出したくなることが出てきます。
仕事にマンネリを感じることもあります。
でも、それじゃいけない。
採用するかしないかでその学生の人生が変わることもあるし、会社の未来だって変わるかもしれない。

そう思ったら、絶対に手を抜くことはできないんですよね。
それを意識しながら仕事ができるかどうかっていうのはすごく大事だと思います。
実際、私なんかは「もうやめたい」と思うことはしょっちゅう。
「もうこれでいいや」なんて投げやりになってしまうことだってたくさんあります。
でも、それじゃダメだと思っているから気持ちを奮い立たせているわけで。

大変だけど、やりがいみたいなのはすごく大きい仕事だなあとおもうわけです。
ある程度自分に厳しい人じゃないと、この仕事は続けられないんじゃないかな。
でも、厳しい人じゃなければそもそも人事に抜擢されることはないような気もします。
人事の仕事は本当に大変ですが、自分が採用した人がこの会社を変えるかもしれない・・・という緊張感もある仕事なので、そういう意味ではオススメかな。

人事部と健康保険の関係

社員を助けてくれるための制度

暑い日が続いていると思ったら、急に寒くなったり、やっと寒くなったと思ったら、突然の夏日だったり、最近の天候の急激な変化には、身体がついていけません。
服装で体温を調整したいと思うものの、何を着たら良いのかよくわからないという日が多くあります。
みなさんは、体調など崩れさていませんか?

小さな体調不良は、まあ、あることではありますが、大きな病気や怪我などをした場合、加入している社会保険にはさまざまな「助けてくれるための制度」があります。

このような制度を知っているか・知らないかで、やはり得をする・損をするということ出てきてしまいます。
もちろん、人事部ではそのような相談をされれば、きちんと話を伺って、必要な書類を揃えたり、どのようにすれば良いのかなどを教えてあげたりすることができます。

困ったことがあった時などは、とりあえず目の前にいる上司に相談するのでしょうが、会社内で困ったことや、社会制度、金銭の関わることなどは、人事部にご相談いただければと思います。
もちろん、会社によっては人事が独立部門でないようなケースもあるかもしれません。
小さな会社などでは、社長がすべての人事権を握っているなんていうケースも珍しくありませんね。

要は、会社の社会保険などを握っている部門はどこかということを把握して、必要な時に相談できるということが大切なのです。
場合によって、総務部であったり、もしかしたら経理部であったりするかもしれません。
健康保険などの社会保険をどこが管轄していて、相談窓口はどこなのか、しっかりと確認しておきましょう。

健康保険組合

さて、大きな病気や怪我などをした場合、加入している社会保険にはさまざまな「助けてくれるための制度」があります、と書きましたが、この場合の管轄はいわゆる「健康保険組合」になります。

どこの健保に加入しているかは、会社によって異なります。
ご自分の健康保険証を見れば、加入している健保がどこなのかは書いてあるのでわかるはずです。

会社を通じて書類などを揃えてもらうことも可能だと思いますが、場合によっては健保組合に直接申請するケースも多くあります。
ほとんどの健保組合で、ホームページが用意されていますし、ホームページから必要な書類をダウンロードして印刷するなどの方法も取られているので、急ぎの場合にはこのようなものを活用すると良いでしょう。

医療費などが関わるものは、基本的に健保を通す申請がほとんどです。
一度、自分が加入している健保のホームページを確認しておくことをオススメします。

リストラについて

日本の企業におけるボーナス

リストラボーナスが出た後には、退職する人も一時期、多くなったりする。
ボーナスの後には、この時期だと夏休みが来るので、なんとなく浮き足立った雰囲気にもなったりする。
日本の企業にとって、ボーナスというのはひとつの区切りでもあると感じることがある。

もちろん、いまはすべての会社がボーナスを出してくれるわけではないし、正社員でないとボーナスが出ないところもたくさんあるので
「ボーナス? 自分には関係ない」という人もいるかもしれない。

しかし、人事や就職、転職について「ボーナス」の有無というのはとても重要な項目のひとつとなっているので、ボーナスを無視することはできない。
ボーナスは「賞与」という呼び方をするくらいなので、なんというかご褒美的な人も多いのではないだろうか。
実際、ボーナスの額というのは、会社全体の売上やその人本人の査定などといった要素で決まるケースが多いので、ご褒美といっても嘘ではないかもしれない。

プラスばかりではない

しかし、このように「会社からお金が出る」のが、プラスとなることばかりではないこともある。
例えば、リストラについて考えてみよう。
今では、多くの企業が経営不振などに苦しんでいて、
リストラを行っているところも多くある。

簡単に言えば、人件費を削減するために、
働いている人を減らす……、首を切るわけである。

しかし、一方的に退職をさせるわけにはいかないので、
その代わりの条件としてお金を払うのだ。

中には、希望退職制度を設けている会社もあって、
例えばだが、40歳以上の社員を対象に、年収の2年分を払うから退職を希望する人は言ってくれ、
なんていうところもある。

実際、そのような制度を使って、退職、転職をする人もいるし、
そもそも転職などを考えている人にとっては悪くない制度とも言えるのかもしれない。

しかし、そのような方法の場合、優秀な人材が辞めていってしまう可能性も多いにあるわけで、
企業側にもメリットばかりがあるというわけではない。
また、このように希望退職を募っているようなところでは、
上司にリストラ対象者、推薦者を報告させたりするところもあるので、
場合によっては社内がギスギスした雰囲気になる可能性もある。

リストラの問題は難しい

リストラは、はっきり言えば、会社だってしたいわけではないだろう。
必要だからと雇ったのであって、積極的に辞めてほしいと思っているわけではない。

しかし、経営や企業全体を考えて必要だと判断した場合には、
やむなく行っているところはたくさんある。

企業を成り立たせているのは人だが、人によって企業が立ち行かなくなっても困るからだ。
リストラはとても難しい問題だが、
今後ますます厳しくなっていく社会において、もはや他人ごとではないのだという思いがある。