人事録

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スムーズな面接のコツ

緊張は悪くない。緊張とどう付き合うかが大切

就職活動で最も緊張するのが、面接ではないでしょうか。
少しでも高く評価してもらい、内定につなげたいと思う気持ちが強いあまり緊張してしまう――こんな経験が誰にでもあるでしょう。
人事部は学生との面接も仕事の一つです。
さまざまな学生と面接してきましたが、面接時に緊張が必ずしも悪い結果を導くことにはならないので安心してください。
緊張しながらも精一杯誠実に、頑張って受け答えをしている学生を見ると、フレッシュですばらしいと感じます。

これから社会に出ていくのですから、面接で緊張するのはあたり前です。
ただ、自分の緊張に飲まれてしまって失敗をした場合、その失敗が頭から離れず、その後の面接がグダグダになってしまうという事態だけは避けたいものです。

面接で大切なこととは?

面接では話す内容も大切ですが、それ以上に言葉を使わないコミュニケーションが大切です。
面接官は第一印象、姿勢、声、目線、笑顔、しぐさなどから、その人の人となりを見抜きます。
まっすぐに伸びた背筋、誠実な目線、ハリのある声、自然な笑顔は、黙っていてもあなたのやる気を面接官に伝えます。
反対に曲がった背筋、ぼそぼそとした声、相手から目線をそらせる、笑わない、貧乏揺すりをするという人だった場合と比べてみてください。
雲泥の差があることがお分かりになるでしょう。

緊張を和らげコツは?

それでも緊張を和らげたい場合は、自分をリラックスさせるアイテムや、自信を持たせてくれるアイテムを持参してはいかがでしょうか。

しかし、第一印象を整えるのは面接のいろはですから面接官に見えるところにラッキーアイテムを身につけるのは禁物です。
たとえば家族や自分が神社でいただいてきたおまもりは、面接官には見えません。
しかしバッグにおまもりを忍ばせておくだけで、心強い味方になってくれるはずです。
また、お気に入りのハンカチ、お気に入りのキーホルダーなど小さなラッキーアイテムを1つ持っていると、面接の前にそれを眺めれば緊張が和らぎ、気持ちが落ち着きます。

あわてて答えなくてもいい

面接官の質問に、即座に切り返すように答えなければと考えて、あわてて答えようとする人もいますが、すぐに答えず、ちょっと間を置いて答えた方が効果的です。
面接管は相手の質問を理解して的確に答えようとしていると判断しますから、あわてずに落ち着いて答えてください。
しかし、そのときも笑顔や姿勢など言葉以外のメッセージには気を配りましょう。

これまで何千人もの人の面接を行ってきたホリエモンこと堀江貴文さんは第一印象は大切、採用するかどうかは、最終的にはフィーリングで決めると語っています。